九州一周 航海記
長い〜長い航海でありました。
4月25日に出航して5ヶ月間・・・・・
無事、9月23日に 母港 新西宮ヨットハーバーに到着しました。
お陰様で大きな事故もなく、怪我もなく、
そして、二つの大きな台風に遭遇しても 愛艇には全くダメージもなく帰還してまいりました。
9月17日 午後10時40分 大阪南港を出発
南港からオレンジフェリーに乗って翌早朝 7時に新居浜に到着
今回も夫婦二人三脚の船旅です。
台風18号が通過した後の・・・・「新居浜マリーナ」
今回の台風は、風台風・・・・・この四国沿岸でも相当強い風が吹き荒れたそうです。
晴天の今日(9月18日)は、何もなかったように穏やかな天候です。
早速、出航準備を整えます、 午前9時出航 快晴です・・・・目指すは 「香川県多度津港」
ヨットの師匠 「ブルーシーガルの上田さん」 に携帯から指示を受けます。
今回の九州一周の旅では、ブルーシーガルの上田さん、K&Kの石田さん、大変お世話になりました
瀬戸内の島々を通過・・・・・・・・
多度津港に入港して、・・・・・ 金比羅さんにお参りしょう!
ここ金比羅さんは船の神様。 輸送の神様であります。
そして今夜は、金比羅で宿をとります。
連休で満員状態の中 何とか観光協会のお世話で 「すし駒旅館」 に予約出来ました。
9月19日 曇り
早朝よりお参りです。
特別にご祈祷頂き、こんなに大きなお札を受けてきました。
幾人かのグループでの ご祈祷でしたが、周りは・・・・・家内安全・・・商売繁盛・・・
その中で・・・海上安全祈願・・・えっっ?? 神主さんの祝詞の声に・・・
周りの人々が妙な顔をしてこちらを見ていました。
沢山の石段の途中、参道で休憩
これっ 「地ビール」 の飲み比べをしています。
左から順に 甘みが増します。
9月19日 晴れのち曇り
岡山県牛窓を目指します・・・・・瀬戸大橋です。
左舷に与島を眺めて、瀬戸内の島々をかいくぐっていきます。
日本のエーゲ海・・・牛窓です。
その昔、朝鮮通信士がこの地を訪れています。
潮待ち・風待ちをしたという最高の避難地です。
オリーブ園は 山の頂上にあります。
遠くに うっすらと見える島が 「小豆島」 です。
9月21日 晴れ
今日は、久しぶりに快晴
ここ牛窓から小豆島を目指します。
微風ですが、エンジンを使わずに帆走のみの航海です。
距離13マイル・・・・・
そして、小豆島の東の端にある小さな湾 吉田湾に到着しました。
ペンション専用桟橋に停泊中のアジャスト号です。
今日は ペンション 「シータイガー」 に宿泊します。
9月22日 曇りのち雨
小豆島で一番高い山に登ります。
「寒霞渓」 です、 登山ではなくロープウェイで登ります。
小豆島で二日間・・・・天候待ちです、退屈やっ〜!
「マルキン醤油」 の見学。
壺井栄の「二十四の瞳」 映画村で映画鑑賞です。
最近なんだか涙もろくなりました。 二時間の上映時間涙が頬をつたいます。
昭和の日本・・・・本当にいい国ですね。
飽食の時代・使い捨ての時代と言われていますが、 「贅沢は敵だっ」 の精神で・・・・・
9月23日 曇りのち雨
今日は雨の為、ドジャーを付けての航海です。
さぁ! いよいよ最終です、小豆島から西宮まで50マイル
約8時間の航海です。
5時間経過して・・・・・明石海峡が見えてきます。
その頃には青空が見えて 快晴となりました。
いよいよ、明石海峡をくぐります。
淡路島の 「岩屋」 港で潮待ち・・・・
「淡竹庵」 にてお昼ご飯を食べて 「美帆の郷」 岩屋温泉に入ってきま〜す
その後、いよいよ西宮をめざします。
午後6時30分 辺りは真っ暗です・・・・・・懐かしい風景です
無事、着岸できました。
思えばこの5ヶ月 色々な地を訪れました。
素晴らしい経験と想い出をアジャスト号に 一杯積み込んで、母港に入港しました。
今回の九州一周航海を通じて 多くの方々に助けていただき、
また、色々なことを教えていただきました。
特にこの自然界から 沢山の物事を教えてもらいました・・・・
また航海に出てみたいなぁ〜
ではまた。
航海記 Part1
航海記 Part2
航海記 Part3
航海記 Part4