やっと来た!  この瞬間!!

いよいよ屋久島での最終日。 

午前4時45分起床、30分後に 「原の港」 で福岡の岡田チームと待ち合わせ。

ここから、屋久島北岸の永田まで車で約1時間15分。


我が輩の餌(シラガウニ) 20sをお裾分けして、  さぁ出発。



さて、此処で岡田さんを紹介しよう。

岡田貞義  31才 

中古車販売業を営み10年の経営という一つの節目を迎え、彼なりの釣り哲学を構築した。

水温が低くなろうが、石鯛釣りのシーズンオフになろうが、周りの人を殆ど気にせず

石鯛竿を振り続けてきた・・・・・長崎県平戸・・・・大分県


そして、地元でも彼が独自に編み出した得意の遠投釣りによって、釣果も目立ち、


当然、周囲の人々からも認められるようなになったのだ。


しかし、地元では2〜3キロクラスの石鯛が殆どで・・・・


       「もっと大きな、太っか石鯛ばっ、釣りたか!!」    


彼の脳裏にこの言葉がつきまとうようになっていくのです。

通常、1ヶ月におよそ5〜8回の釣行。

  「一生懸命釣りをすると仕事がおろそかになる。


   そして、釣りの方も中途半端で終わってしまう。・・・・・」


どちらもが中途半端になってしまう・・・・・、そうだっ、仕事を辞めて釣りに専念しよう!!



こうして福岡を後にし、屋久島をその釣り場に選んだのです。

ここで、8キロ いやそれ以上の口白石鯛を釣り上げるんだっ。


必要な物は全て愛車のワゴンに積み込んで、5月8日屋久島に到着。

釣りに必要な餌は、自力で潜って捕り集める。


渡船は使わずに、徒歩にて地磯でポイントを定め、獲物を釣り上げるまで

           
    福岡 には戻らない。

                
固い決心と共に、漲るエネルギーを口白一本に絞って彼はやって来たのです。

 


僅かに数日しか、話しあう事は出来なかったが、何だか我が輩の若い頃を彷彿させるような好青年でありました。

そして、最終日別れの時、迎えの渡船のホースヘッドに飛び乗った時、磯に残った彼と約束をしました。

「口白を仕留めたら必ず電話します。 でも、それ以外では残念ですが、連絡しません。」

     と・・・・・・・・・・。


やっと来た!  この瞬間!!