SINCE
1/JUNE/1999

長崎 諫早石鯛クラブ

酒 井 範 示  さん  
hansi@fsinet.or.jp

五島列島 釣行録 Part 3


釣 行 日   平成11年5月21日 〜 5月23日


諫早石鯛クラブ  10周年記念大会  IN男女群島大会


私が昨年入会させていただいた諫早石鯛クラブで10周年の記念大会が
5月21より、5月23日までの3日間男女群島を舞台に大会が開催されました。

大会の模様を参加した私の見たことと、釣行の結果を報告いたします。

5月21日金曜午後9時開会式を男女群島の渡船基地の長崎アゼカリ港でありました。
私どものクラブ員を含めて総勢78名の大会参加者が盛大な内にはじまりました。
今回の大会の競技種目は、石鯛の部、あらの部の2種目で行われました。
大会参加者は、長崎は、下より.、遠く福岡佐賀熊本よりの遠路参加者に恵まれました。
さらには、釣春秋社の川辺会長も取材を兼ねて参加されました。

渡船は、フッシング ヒリュウの No1ひりゅう、チャレンジャーひりゅう、キングひりゅうの3隻が大会の円滑な
運営に協力して、いただきました。

大会の開会の宣言を、諫早石鯛クラブの会長の山口会長、海防注意を、副会長の池田副会長
(九州では、TV出演等幅広く活躍されている)がされ、
午後の11時30分男女めざして、出航いたしました。

私は、男女群島暦20年の諫早石鯛クラブ幹部の林田君
(私の師匠で、私より、若いが、男女釣行回数は、勇に800回は超える猛者で、
仕留めたあらは、10数本、石鯛は4桁はこえたかも知れない、5月2日には、男島有田瀬にて、口白の66Cm 5.9Kgを上げた)
と釣行しました。


当日は、風もなくべたなぎの状態で22日の午前2時の男島に入り当クラブ員がポーター役を務め他参加クラブ員より、
上樵していきました。
風もなく穏やかな海況のため男島の東側より上樵していきました。
我がクラブの山口会長と松尾さんと川辺会長が私どもの先に上樵し、林田君と私が最後に上樵しました。
上樵が済んだ時刻は朝の4時になろうかとという時刻になっていました、




ラ ク ダ 瀬



1番目の上樵瀬は、らくだの廊下に上樵しました。
隣を見たとき、福岡の古豪森友御夫妻がやはりらくだの廊下左に上樵されており、
林田君は、やっぱり森友さんも同じこと考えていたのかと言っておりました。

上樵時間が朝まずめになっておりましたので、塩締めした、赤貝を使い29mから14mの棚をさぐっていましたが、
あたりはありませんでした。
林田君は、がぜのまるがけを置きさおで出し、赤貝の房掛けをもう一本置きさおして、だしましたが、
水温がひくく、えさとり、のあたりさえありませんでした。
昼の11時に瀬代わりし、林田君が折角男女に来たんだから2.3枚釣らんね、と一人で、青木瀬横に上樵を薦めてくれました。
しかし、潮は入ってくるものの、やはりあたりはなく、ぶ鯛の1.5Kgが1枚を上げたのみでした。



重 箱


午後4時に瀬変わり、同行の林田君と女島の重箱の横の高段に上樵。
林田君があらをやろうということで、私も、あらさおを2本セットして、出しました。

第1投目で猫さめの6Kぐらいが、どすんゴーンと食いつき、ペンのリールをごりまき浮いてきた魚を見て、
   「何ね、林田君こん魚は」
   「そら猫ざめ!」
   「おいしかね」
   「おいしかよ」
と言ったところポロと針はずれ!
   「よかよか、幸先のよか、きょうは、あらのくるバイ」
と応援してくれました。

瀬変わりしてから1時間後の見回りに来たキングひりゅうの船長のひろ君が、
   「南西の風が強くなるので、替わらんね」
とのこと、急遽瀬変わりして、男島東の北村瀬に上樵しました。

上樵時に諫早石鯛クラブの山口会長が、
   「酒井さんここは、夜に幽霊がでて、水くれーと出てくるけん。水持つといやー」
というので、
   「よかよか水は、もっとるよ」

私は、幽霊は信じない方なのでどーてことないのですけど。とにかくあらの顔を一目見たくあら竿のセットをいたしました。

とうとうその時はやってきました。

8時20分潮止まり第3投目ごーん、どーんと2回突っ込みペンのインターナショナルをゴリ巻き、左のシモリに走られ瀬ずれワイヤーが掛かり、林田君が(よかよか大丈夫、アラばい)と引き上げてくれました。

私にとっては、初めてのトロヒーでした。
その後雨、風の中朝5時回収まで粘りましたが、釣果に恵まれず、回収帰港となりました。






港での検量の結果66.6Cm。6.25Kgでした。結果は第3位でした。
当日の結果は、石鯛が49.8Cmが優勝、全部で20数枚の釣果に終わりました。
あらは私のあらを含めて、4本優勝は80cm8Kg、2位は67.8C5.4Kg、そして、私のあら、66.6Cm 6.25Kgでした。
大会懇親会を諫早市の水月楼で行ない大いに盛り上がりました。
参加者全員、事故もなく、大いに盛り上がった大会が終わりました。

アラの仕掛けは漁師針の45号ワイヤー仕掛け、道糸120号ナイロン鉛25号、竿かどや別誂、あら準、リールペンインターナショナル50w、竿受け東川製ステンレスアラ竿受けでした。
紙面をかりて、私の師匠林田氏に改めて御礼申し上げます。



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