SINCE
24/July/1999
天を衝き 懸崖重なる 土佐の海道
石心竿 「えぇ、まもなく瀬戸大橋を渡ります。」
負け犬タロー 「それでは、何処かで合流しましょう。・・・・・
そうだっ、中土佐町の七子峠を越えた・・・豚太郎ラーメン店で。」
石心竿 「OKです。」
平成11年7月23日 午後9時 私たちインターネットで知り合った釣り仲間達が合流しました。
まるで、恋人に出会うような妙な気分で、石鯛釣り師共通の熱い想いが伝わる初対面でありました。
釣り談義に花を咲かせ、ラーメンを食べ終わったところで
まだ、目的地の高知県大月町柏島まで 約2時間・・・・
「現地でちょっと・・・用意をしていますので、宴会でも・・・・・」
「えぇっ、そうなんですか、はぁっ・・・・・・」
午後11時30分 目的地の 「柏島」 に到着。
久しぶり、6年ぶりの柏島の港であります。この遠距離を一ヶ月に4回通った事もある
石心竿 でありました。
港の入り口の狭かったこと・集落に一軒ある食堂・道中でたむろするお猿さん・・・・
そして、
港の中でも透き通るようなブルーの海は、何ら変化はありませんでした。
思い出を甦らせる前に
お互いの車の間に、クーラーボックスを並べ、ビールで
「乾杯」 「乾杯」
「初めまして、私が、石心竿 こちらが 正心竿 であります。」
「負け犬一家の タロー と ジロー と申します。」
どんどん話題が広がり、あっという間に、午前2時・・・・・・
明日が大変だからといって、車中にて仮眠。
午前4時 起床・・・・
渡船店・磯割りの段取り、すべてをジローさんにお任せです。
黒潮渡船の船長さんに無理を言って・・・・・
さあ、今日の対決の場所は、
『グンカンの船着き』です。
石心竿 「それでは、これから、負け犬一家 対 石心竿一家 との釣り大会を行います。
石鯛・石垣を含めて数多く釣り上げたチームが勝ちとします。
そして、負けチームには、「黒潮市場」 に原稿を投稿していただくことにします。
それでは、よろしくお願いします。」
タローさん、ジローさんと、すっかり親しくなる正心竿であります。
何だかいつも一緒にお魚釣りに来ているようです。
なかなか、初めての方と竿を並べると緊張するものですね。
でもその緊張感がまたいいものです。
磯の上でも、いろいろな話題となり、勉強になることが沢山あります。
タロー、ジローさん供に、ただひたすら釣りに没頭しています。
しばらくすると、ダウンしてしまう正心竿、
ちょっと、ジアイまでお昼寝です。
この背中に、何か感じませんか?石鯛師の熱き心が・・・・・・
手持ちで石鯛に誘いをかける、ジローの釣りスタイル。
蟹を捕まえる、ジローさん。この付け餌がまたいい。
終盤、正心竿の竿が・・・・・この蟹の4匹掛けで・・・・・今にも竿が舞い込む瞬間もありました。
結局、そのまま石鯛が口を使わず、無念の全員丸ポーズ・・・・
残念・・・・磯に未練を残すタローの姿。
ということで、
今回は、釣果に恵まれませんでしたが、お互いに釣りに対する技量の確認・
その地における釣りスタイル・お互いの道具・・・いろいろ勉強になることが多くありました。
でも何といっても、こんなに素晴らしい釣り友だちが、出来たことが高知での大きな収穫でありました。
そして、またの再会を約して・・・・・・
翌日のちょっと大荒れの天候・・・しかし、ムロバエ群礁・・・アンパンに渡礁出来ました。
アンパンより、ナガハエ・一のハエを前に頑張る正心竿。